川口肇映像個展【人造の時間】   http://www.savepoint.org/info/

とき 2006年12月16日(土)/ 場所 スペースneo

プログラムA “粒子の眼底” 15:00-16:30
プログラムB “人造の時間” 16:45-18:15
プログラムC “自走する言葉” 18:45-20:20

1プログラム\1000 3プログラム通し券\2000 パーティ\2000
各プログラム入替制・ 上映終了後パーティを予定

お問い合わせ kaw@savepoint.org(川口)

プログラムA “粒子の眼底”

粒子/ノイズ/プロジェクション、機械の生理。長時間露光(スローシャッター)による8ミ
リフィルムへの光の描画や再撮影技法による粒子の氾濫、電子ノイズに埋もれたビデオ、映像
の肌理越しに見る世界。

『粒子束』 8ミリフィルム/3分/1991
『青(世界/2)』 8ミリフィルム/3分/1994
『cliche kitchen (1993 ) 』 8ミリフィルム/3分/1993
『portrait(世界/5)』 8ミリフィルム/3分/2000
『prominence』 8ミリフィルム/3分/1991
『inter-face(世界/3)』 8ミリフィルム/3分/1996
AQUARIUM』 16ミリフィルム/7分/1991
『eyelids(世界/6)』 8ミリフィルム/3分/2001
POINT 1415』 ビデオ/24分/1996
CORRIDOR』 ビデオ/11分/1994
『Air』 8ミリフィルム/ 6分/1992

 

 

 ※ 上映作品は多少変更される可能性があります

 

 

プログラムB “人造の時間”

連続撮影された写真、という映像の原理に立ち返り、映像装置によって振り撒かれる
“現実感の雫”を凝視する試み。あるいは人工現実生成装置としての映像。そして「ス
ローモーション」エフェクトの中に生み出される異質な時間。ビデオの見る夢。

filmy』 8ミリフィルム/5分/1988
『un-recognizable』 8ミリフィルム/4分/1988
鏡面 Mirror Surface』 ビデオ/15分/1990
『reaching』 ビデオ/12分/1992
Mechanical Kitchen』 ビデオ/20分/1993
『MIR』 ビデオ/15分/2004

 

プログラムC “自走する言葉”

現実世界は、それを見る者によって言語化され、認識される。言葉という目の粗い網
によって私たちは世界を捉え、それらによって私たちは存在を保証される。言語化な
くして世界は存在しない。だが、それは世界を不確定なものにする。肉体という主観
世界に閉じ込められた私たち。内と外の境界に浮遊する「テロップ」。それは内なる
声なのか、突きつけられる現実なのか。
それでも私たちは、生きている。それが、たとえ実験室の中であったとしても。

位相 Phases of Real』 ビデオ/30分/1997
異相 Variant Phases ver.7.6』 ビデオ/51分/2001

作品情報:日本のドキュメンタリー作家インタビュー No. 18 川口肇 (Docmentary Box 20号より)

作品情報:neoneo坐・川口肇映像個展

川口肇(かわぐちはじめ)/ 1967年東京生まれ。九州芸術工科大学(福岡)にて実験映画に出会う。1987年から作品制作を始めて以来、フィルム・ビデオメディアを中心に、世界の探求を基本テーマとする作品群を制作。映像作家集団「フィルムメーカーズフィールド」に参加。1993年から山形に移り、東北芸術工科大学の教員を務めながら制作活動を続けている。


スペースneo

都営新宿線「小川町駅」千代田線「新御茶ノ水駅」丸ノ内線「淡路町駅」B5出口より徒歩1分
JR「御茶ノ水」駅・聖橋口より徒歩5分